湯郷温泉の紹介

岡山の奥座敷、中国山地沿いにたたずみ、約1200年もの伝統を持つ湯郷温泉は、傷ついた1羽の白鷺に導かれて円仁法師が発見したとの伝説があり、別名白鷺の湯ともいわれる名湯です。
泉質は、ラジウム気泡を含む塩化物泉で湧出温度は40~43度。無色透明の湯は、肌がすべすべして心地いいことから別名「美人の湯」とも呼ばれています。効能は、消化器病、神経痛、リウマチ、婦人病、皮膚病など数多い。1分間の湧出量は540リットルで、豊富な湯がこんこんと湧いています。
湯郷温泉の旅館はおしゃれでモダンな施設が多く、リピーターが多いことも特徴の一つとなっています。また瀬戸内海と日本海のちょうど真ん中に位置することから料理は地元の山の幸に加え、瀬戸内海、日本海両方の海の幸をも堪能できます。周辺にはゴルフ場やスキー場などのレジャー施設もあり、オールシーズン家族で堪能できる温泉地です。
湯郷温泉の歴史
湯郷の地名のいわれは美作国勝田郡塩湯郷に由来する。塩湯郷は「和名抄」に載る勝田郡一四ヶ郷の一つで、古くから「勝間田の湯」として知られた温泉にちなんでいる。
「塩湯郷」の文字は平城京出土の木簡にも残されており、、さらに「かつまたの湯」については、平安~鎌倉時代にかけての群の貴族の日記にも登場し当時から都まで聞こえた天下の名湯であった。
当時の文献を探ると、平安時代の三十六歌仙の一人壬生忠見の「歌仙集」のなかに
「この山や 道のかぎりとおもへども かつまだのみゆ 遠きなりけり」という和歌が見られる。また藤原定家は日記「明月記」の安貞元年(一二二七年)十月十日に膝足の病には勝間田湯が効験あるのだが、なかなか美作までは下向きでない、せめて有馬ででも湯治するか、と記している
また「塩湯郷」の名前が本格的に知られるようなったのは室町時代に入ってからで、観応元年(一三五〇年)の「山名義理挙状写」によると後藤義李が「美作国塩湯郷壱部地頭職同郷上下村公文職半分」となり、このあと後藤氏は湯郷地頭館に居住してこの地を支配した頃からとなる。
湯郷温泉の町には「湯大明神ノ上」や「鋙町」「茶屋」「古茶屋」「東門」「かまえ」など由諸ありそうな地名が数多くあるが、なかでも「かまえ」はその場所に昔、湯屋の管理や湯旅人から入浴料を徴収した湯奉行所があった場所とする説もある。
湯郷温泉の伝説
湯郷温泉には鷺乃湯の伝説があり。
円仁法師が貞観二年(八六〇年)西国巡行の砌、比叡山延暦寺根本中堂の薬師如来のお告げにより文殊菩薩の化身白鷺の導きで発見されたと伝わる。それによると、夢枕で薬師如来のお告げを聞いた円仁法師は塩垂山の麓を訪れたとき、一羽の傷ついた白鷺が羽を休めている泉を見つけ、その湧き出る泉をすくって口にするとやや塩からく、人肌のごとく穏和な湯であることがわかった。
こうして白鷺に教えられて、温泉の発見につながったことから、名付けて鷺温泉になったという。
史実としては円仁法師は平安時代初めに比叡山延暦寺の第三世天台座主となった高層である。彼が天台座主になったのは仁寿四年(八五四年)、座主なった六年後に西国巡行の記述は見あたらないことから、円仁こと慈覚大師伝説にちなんだ霊験譚と思われる。
また、彼が若い頃の承和五年(八三七年)遣唐使とともに入唐し、十年の修行を経て九州に帰着、西国を順行ながら比叡山に帰山する際に発見したのではという説もある。
長興寺の後醍醐伝説
隠岐配流の後醍醐天皇の一行が、湯郷から種(津山市)に至る南路説にそうならば、このかりそめの御宿となる長興寺で、休養されたことになる。つまり『増鏡」によると、元弘二年(一三三二)、播磨刊と美作の国境にある杉坂峠を越えて、美作の国に到着したのが三月十七日、天皇のご気分がすぐれず、二、三日仮そめの御宿りにて休養された。この仮そめの御宿りである行宮が、当時すでに都まで有名であった湯郷温泉であり、都人(要人)が下向の際、宿泊していた長興寺であろうと推察されているのである。その仮そめの御宿りであるご座所は奥ゆきも浅く、警固の武士達は自然とお側近くに天皇のお姿を拝し、その思いを申し上げると、天皇もさまざまに思うところがあり、「あわれとはなれも見るらん我がと思う心は今もかわらず」との歌を説われている。
また、ご座所に続いた民家の軒の端からたち昇ってくる煙を見て、その庵の様子を歌に詠われているお姿も優雅であり、「よそにのみ思ひぞやりし思いきや民のかまどをかくて見んとは」との歌が残されている。
このように、仮そめの御宿りのある湯郷温泉で休養をとった後醍醐天皇は元気を回復され、二十一日雲清寺というところで、お花見と歌会を楽しみ、久米の皿山を越えて、美甘の逢坂、新庄の三日月の中山を経て、四月一日、出雲の安来の港に到着、そこで乗船し、隠岐の島に向かったという。
湯郷温泉観光マップ
吉野川にかかる鷺湯橋が湯郷温泉の入り口です。湯郷を発見した円仁法師像がシンボルです。
20軒の旅館、ホテルが軒を並べ、ボウリング場などがあり、湯治、保養、歓楽が楽しめます。
湯郷温泉はその地理上、料理は地元の山の幸に加え、瀬戸内海、日本海両方の海の幸が届けらます。
会員の旅館には上のような「湯郷温泉観光マップ」が備えられておりますので、是非ご活用ください。
鷺温泉館
昭和六十年、鷺温泉は健康ランド風に改築されていたが、平成十一年に至り、鷺温泉館を、古湯の湯治場があった場所付近に新築移転した。このとき村湯、療養湯も、すぐ傍らに新築移転している。この新装オープンした鷺温泉館は、日帰りの客や、旅館・ホテルの客が利用する共同湯であり、一階には、動の湯と静の湯の二つの大浴場(週ごと男湯・女湯交替)、二階には五つの家族湯があり、露天風日付、身体障害者用、ジャグジーなどがある。
その他、三〇人が休憩できる大広間、少人数用の小部屋を備えている。動の湯、静の湯は毎週日曜日朝に男女浴槽入れ替えを行う。(一五〇台駐車可能の無料駐車場があり。)
「動の湯」の露天風巴は巨岩を積み上げた野趣溢れる造りであり、内湯には香ひのきぷろり漂う桧風呂を設け、アロマテラピーの効果があるロッキーサウナ、ジェットパスなど様々である。「静の湯」の洞窟風呂は、どこか神秘的な雰囲気が漂う。内風呂は美しい大理石に包まれている。ミストサウナ、ジェットバスなども整う。
湯神社
湯神社は遍座されて現在は塩垂山山麓にある通称薬師公園にある。薬師公園は湯郷温泉の温泉街の北の端にあり、正面に薬師堂、その東側に湯神社の社殿がある。
公園となっている高台は本来薬師堂を本堂とする長興寺の境内にあり、かっての長興寺の守護神として祀っていた日吉神社の境内であった。
湯神社の祭神は大已貴命、少彦名命、譽田別命、大山咋命、大山祇命である。
天満宮には学問の神様である菅原道真をお祀りしている。
当初は少彦名命を祭神とする湯神社と呼称していたが、和銅八年(七一五)ころに塩湯社と改称した。
平安初期、薬湯湯郷温泉を発見した円仁法師によって、塩湯社の本地堂(薬師堂)を、境内に建立したと伝える。これがもととなって、平安末期、神仏習合の盛時、比叡山延暦寺の日吉社を塩湯郷の総社(郷司の祭杷場)であった上ノ御宮に勧請した。それと前後して天台宗塩垂山長興寺薬師院を開基したと考えられる。
塩湯杜は、承久の乱後(一二二一)塩湯郷の地頭後藤藤原光義(後藤家元祖)によって、湯大明神と改称された。
寛政五年(一七九三)、湯郷は全村大火災となり、神社もこの災禍に遇い、御神体のみを残して社殿はもちろん、宝器類・文籍類皆焼失した。そのため小嗣を建立しお杷りする状態がしばらく続いた。江戸時代になって移転した新湯は、温泉発見の白鷺伝説にちなんで白鷺乃湯と称し、いつしか鷺乃湯と呼ばれるようになり、鷺乃湯の北隣に遷座した湯大明神を鷺湯大明神とも称した。
明治六年(一八七三)湯大明神を湯神社に改称。同八年、八幡宮を鷺乃湯の南方(宮跡、五七二番地)に遷座。同四十一年(一九〇八年)湯神社と村社八幡宮を日吉社に合祀し湯神社と称し現在に至っている。
湯郷温泉湯巡りコースター
湯郷温泉では13軒の旅館そして元湯の鷺温泉館のお風呂に入れる「湯巡りコースター」(900円)を各旅館で販売しています。鷺湯温泉館だけでも通常入浴料金が600円なので、旅館と鷺湯温泉のいずれか3箇所のお風呂が楽しめるお得な企画です。コースターは宿泊者のみ販売致しております。各施設で「動物マーク」の記念スタンプが押されます。
■ 宿泊されました旅館にて湯めぐりコースター(900円)をご購入いただきますと上記の内3ヶ所のお風呂を楽しんでいただけます。
■ 都合により、ご入浴頂けない旅館もございますので、お電話にて入浴可能か否かご確認お願い致します。
■ 尚、一施設一回のみの利用とさせていただきます。
■ 有効期限は、発効日より1年間です。
| 施設名 | 市外局番(0868) | 入浴可能時間 |
| 湯郷鷺温泉館 | 72-0279 | 8:00~22:00 |
| かんぽの宿・美作湯郷 | 72-5551 | 11:00~21:00 |
| ゆのごう美春閣 | 72-8111 | 15:00~22:00 |
| ふくます亭 | 72-6111 | 15:00~20:00 |
| ゆのごう館 | 72-1126 | 15:00~22:00 |
| にしき園 | 72-0640 | 17:00~21:00 |
| 竹亭 | 72-0090 | 15:00~20:00 |
| かつらぎ | 72-1555 | 15:00~22:00 |
| 湯郷グランドホテル | 72-0395 | 13:00~22:00 |
| 季譜の里 | 72-1523 | 15:00~20:00 |
| 千里園 | 72-1336 | 11:00~15:00 |
| リゾートイン湯郷 | 72-4019 | 11:00~15:00 |



